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2021年1月添付文書改訂
■イグザレルト錠10mg,15mg,同OD…
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■ イグザレルト錠10mg,15mg,同OD錠10mg,15mg,同細粒分包10mg,15mg
1. 改訂年月 |
2021年1月 |
2. 改訂内容 |
<追加>[下線部追加改訂] 【効能・効果】 小児 ○静脈血栓塞栓症の治療及び再発抑制
<追加>[下線部追加改訂] 【用法・用量】 〈静脈血栓塞栓症の治療及び再発抑制〉 小児 通常、体重30kg以上の小児にはリバーロキサバンとして15mgを1日1回食後に経口投与する。 |
3. 解説 |
★抗凝固薬のイグザレルト(一般名:リバーロキサバン)の効能効果に、小児に対する「静脈血栓塞栓症の治療及び再発抑制」が追加され、小児適応を持つ唯一のDOAC(直接経口抗凝固薬)となりました。また、新生児や乳幼児の服用にも適した剤型としてドライシロップも追加されました。
【作用機序】 本剤は、リクシアナ錠(一般名:エドキサバン)、エリキュース錠(一般名:アピキサバン)とともに経口直接Xa阻害薬に分類されます。血液凝固系におけるXa因子の活性化部位を直接的に阻害することで、トロンビンの生成を阻害し、抗凝固作用を発揮します。
【ここがポイント!】 小児の静脈血栓塞栓症(VTE)と診断される小児の患者数は増加傾向にあります。悪性腫瘍や先天性心疾患などの基礎疾患を持つ小児や、重症感染症に罹患した小児において、長期臥床、中心静脈カテーテル留置、脱水などの危険因子が加わるとVTEを発症することがあり、最も重要な危険因子は、中心静脈カテーテル留置となっています。小児における従来のVTE治療では、採血による定期的な凝固系のモニタリング、薬物相互作用や食事の影響への配慮等、小児患者および介助者の負担か大きいことがあげられています。 |
4. 写真 |
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イグザレルト錠10mg |
イグザレルト細粒分包10mg |
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※主に添付文書、医薬品インタビューフォーム、審査報告書を参考に作成いたしました。
※薬の使用にあたっては、必ず処方する医師の指示にしたがってください。
(文責 下平秀夫) 2021年3月
※本ページに掲載している記事および図表等に関する著作権は株式会社ファーミックにあります。
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