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  • ■ 3種のワクチン、2013年4月から定期接種へ

    ワクチン接種
      ■ HPVワクチン  
       ヒトパピローマウイルス(HPV)感染症を予防するワクチンです。
       このワクチンは6か月間かけて3回接種(筋肉注射)を受ける必要があります。 子宮頸がんは、子宮の入口(頸部)にできるがんで、ほとんどがヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因で発症することがわかっています。 女性のほとんどが一生に一度は感染しますが、大部分は自然に排除されます。しかし5〜10年以上を経て、一部がんの発症につながることがあります。
       HPVワクチンは、子宮頸がんを引き起こすウイルスの約70% を占める16 型と18 型の2 種類のHPV 感染を予防するワクチンです。 あくまでワクチンなので、すでにHPVに感染した人に対しては無効です。 また、このワクチンで防げない52、33、58型のウイルスも子宮頸がんの原因ですので、必ず子宮がん検診を受けることが大切です。
      ■ Hibワクチン  
       Hib(ヒブ)とはヘモフィリス属のインフルエンザ菌b型で、冬に流行するインフルエンザ(ウイルス)とは別のものです。
       Hibは小児の鼻や喉に存在することもありますが、まれに血液や肺に進入して重症感染症を引き起こすことがあります。 Hibによる重症感染症には、小児の細菌性髄膜炎をはじめ、咽頭蓋炎、菌血症などがあります。
       細菌性髄膜炎の初期症状は、感冒などと区別がつきにくく、通常の検査では診断しにくい病気です。 菌が髄膜に感染すると、24時間程度で発熱やけいれん、呼吸困難などが出現し、約5%が死亡、約30%に後遺症(難聴、発達延滞など)が残ります。
       2008年より、わが国でもHibワクチン(インフルエンザ菌b型ワクチン)が任意接種できることになっています。 接種対象は生後2〜3ヶ月から5歳までの乳幼児です。3〜8週間隔で3回、その後約1年間隔をあけて1回の計4回接種します(三種混合ワクチンDPTと同時接種が可能です)。
      ■ 小児用肺炎球菌ワクチン  
       小児の肺炎球菌による感染症を予防するワクチンです。
       2歳以下の子どもは肺炎球菌に対する免疫がほとんどなく、小児の肺炎球菌感染症は重症化することが多くなります。 肺炎球菌がのどなどから体に入って発症します。肺炎球菌による細菌性髄膜炎は、死亡が7〜10%、後遺症率は30〜40%と、ヒブによる髄膜炎に比べて死亡と後遺症の比率が倍くらい高くなります。 髄膜炎による後遺症として、発達・知能・運動障害などのほか、難聴(聴力障害)がおこることがあります。
       ワクチンの接種回数は初回を接種する月齢・年齢により異なります。生後2か月から6か月までに初回接種をはじめれば合計4回です。 7か月から11か月は3回、1歳代は2回、2歳から9歳まで(10歳未満)は1回です。
    (文責 下平秀夫) 2013年1月
    (「Hibワクチン」を改変)



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